各部署は、組織の機能に基づいて分割されているので、まず各部署組織の業務とそのプロセスに着目します。
1.組織毎にそこで行われている業務を洗い出す
たとえば、人事だったら。。以下のように業務を洗い出します。
2.それら業務の関係性を明確にする
業務プロセスの視点から業務が漏れていないか検討してみましょう。また、そのプロセス順に並べ替えてみましょう。
下の図は書き出したプロセスを実行手順で並べ替えたものになります。
3.それぞれに代表的な文書を例を挙げて明記する
分析をより深く進めることができ、分類を行う現場で判断がしやすくなります。以下、部分的ですが該当する文書をそれぞれのプロセスに振り分けた例となります。
※当社では、この一連の作業を手順を追って行うために業務プロセス表を配布して分類を検討してもらっています。
組織が大きな場合は、それぞれの組織に同じような業務が存在することがあります。例えば庶務係などが行う経費計算や購入申請などの業務です。
このような組織をまたがって共通化できる業務の分類は会社として予め用意しておくことをお勧めします。そうすれば、それぞれの部門で最初から考える必要は無くなり、部門を統合した場合は文書の統一もしやすくなります。
原則、1つの分類に対して1つの保存期限を割り当てられるように分類を作成します。この時、企業独自で保存期限を決定できるものもありますが、法律によって定められたものもあります。
法律で定められた保存期限なのかどうか、適用されている法律はどれなのかも示しておくことをお勧めします。
法律で保存期間が定められている文書もあるため、その視点も分類時に考慮しておきましょう。
当社では、「法定保存文書の確認・見直し支援」サービスも行っています。↓
法定保存年数とその根拠法、法で定められた電子での保存要件などを確認してレポートします。
「最新の法定年数を確認したい」「電子での保存が可能かどうか」「電子で保存する際の要件はどのようになっているか」などを、文書の種類ごとにレポートします。
以下の記事は、分類分けを含む整理削減実践についての方法をご案内しています。
文書コンサルティング/石川
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