大黒天
目黒駅近くに大黒天さまがあります。山手線では目黒の隣は恵比寿なので七福神の2神が隣駅にいることになります。どちらもふっくらとした風貌で商売繁盛の神様です。大黒天さまが五穀豊穣の農業神で、恵比寿さまが大漁追福の漁業神なのだそうです。だから、大黒天さまは米俵に乗って福袋と打ち出の小槌を、恵比寿さまは釣り竿と鯛をお持ちなんだとか。
日本では、ほんわかした優しいイメージの大黒天さまですが、インドでは、マハーカーラと呼ばれるかなり荒々しい風貌の戦いの神様でもあります。神様が日本に伝えられた足跡を探ってみると、その風貌や性質も違っていて興味深いものがあります。日本から、韓国、中国、インド、中東、ギリシアまでたどったらちょうどシルクロードと重なりますね。シルクロードについては、この研究と文化遺産保存を目的に起ち上がったプロジェクトがあり、デジタルアーカイブで様々な情報を見ることができます。
※デジタルシルクロード http://dsr.nii.ac.jp/