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昭和のモチーフ
このテーブルの柄は木目調のプリントで、多くの家庭にあったちゃぶ台やダイニングテーブルに使われていました。あまり長持ちする家具には使われていなかったので、今では古くからある家庭でだけ残っているようです。
実はこれは、近くにあるカフェのテーブルですが、あえてデザインに昭和のモチーフを使って、昭和的な郷愁のある風情を楽しめる場が作られています。このカフェでは、モチーフを収集して昭和時代の再現をしていました。メニューにあるカレーは、見た目は昭和の家庭のカレーで、そのモチーフとして赤いウィンナーや目玉焼き、福神漬けが添えられていました。でも、カレーそのものは味は、昭和の甘口ルーではなく深くいろいろなスパイスの効いた今時のカフェのカレーでした。
このカフェにあるモチーフそれぞれがが昭和のエッセンスを代表するものばかりで、時代をさかのぼったような錯覚に陥り、モチーフを選択する、並べる(展示する)場づくりの大きさを感じました。