文書管理に取り組むにあたり、組織のメンバーに協力を得るのってなかなか難しいですよね?
今回は協力を得られずに悩んでいる文書管理ご担当者向けに、組織のメンバーにやる気になってもらうための方法をご紹介します。
まず前提として考えておかなくてはならないのは、
文書管理に対して積極的な人などいないということです。
「忙しくてそれどころじゃない」「今のままで問題ない」「文書管理システムでも入れて全文検索かければいいじゃん」などというコメントが現場からはよく聞かれます。
総務や人事、経理などの管理部門の方々は文書管理に対して一定の理解を示しますが、
営業や企画、広報、製造などの部門では法定保存文書を除き、
文書管理に対する意欲は相当低いと思ってよいでしょう。
したがって文書管理に取り組むにあたっては、
先のコメントにあるような様々な抵抗に合うことを予測しておき、
それに対する準備をしておくことが重要です。
その準備とは従業員の意識改革と意欲の向上、つまりみんなをやる気にさせるための準備です。
次の章からはみんなの意識改革や意欲向上を図るための手順をご紹介します。
文書管理に対する意識改革と意欲向上を図るには、
まず自社の問題を顕在化し、その問題に対して社員から共感を得ることです。
企業には営業、製造、人事や経理など様々な部門があります。
文書管理の不徹底(必要な文書が探せない、共有できていない)によって、それぞれの部門や役割に応じて発生している問題が必ずあるはずです。
【必要な文書が探せない、共有できていないなどにより生じている問題の例】
■営業面
・顧客対応のスピードが低下している
・人事異動時に引継ぎが不十分で顧客離れが生じている
■製造面
・蓄積されるべき技術が埋没している
・技術情報の流出リスクが増大している
■人事面
・仕事が属人化していて、組織が硬直化している
・人事異動時の混乱を恐れて活発なジョブローテーションが行えず、人材育成が進まない
■収益面
・業務非効率により生産性や収益性が低下している
・ファシリティコストが増加している
・共有サーバなどのストレージコストが増加している
【文書管理に取り組むことによるメリットの例】
【スローガンの例】
【設定する目標の例】
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