日々発生する様々な電子ファイル。 中には長期的に保存しなければならない電子ファイルもあると思います。 今回はこうした電子ファイルを、 光ディスクで長期保存するための3つのポイントを紹介します。
電子ファイルを長期保存するためには、 記録される側のメディアの選定と、 記録するための装置であるドライブ、 この2つの選定とその相性がカギになります。
長期保存用の光ディスクは、 国際規格ISO/IEC10995または、 ISO/IEC16963が定める光ディスク寿命推定試験など、 この企画に準拠した試験を行い、 その推定寿命が30年以上と確認された光ディスクを使用することがポイントです。
長期保存用のドライブは、 長期保存用光ディスク用にチューニングされ、 良好な記録品質が確認されたドライブを使用することがポイントです。
記録品質は、 「PIエラー値」と呼ばれるエラーの値で数値化することができます。 このエラーの値はエラーチェッカーと呼ばれる装置で測定します。
下の表は、 JIS Z 6017『電子化文書の長期保存方法』に定められている表で、 PIエラー値に応じて記録媒体の品質を客観的に判定する指標になっています。
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