記録の編集→アート展
「ビックリハウス」という雑誌の表紙です。パロディに関する展示が、現在東京ステーションギャラリーで行われていて、ちょっと立ち寄って来ました。写真撮影OKのありがたい展示です。(一部は不可)このビックリハウスは、1974年から1985年までの雑誌でパロディのコンテンツが多く掲載されています。このように雑誌の表紙、そして現物なども展示されていました。
本物と違わないよう知られないようにする贋作ではなく、パロディは本家も知ってもらわないと成り立ちません。作者は何を選択するのか、また、見る人は知識を問われるのだと思います。
パロディはリスクも伴います。展示の最後に「パロディ事件」として1970年代から80年代に数回行われた裁判の判決文がありました。アート展というよりもひとつのテーマを多方面からとらえたような展示となっていました。
展示は記録の編集?他にも展示物や絵や彫刻、新聞記事や雑誌、先ほどの判決文等があり、それぞれ保存機関が異なっているものを収集してまとめられていました。記録の利用例を垣間見ました。
※パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右 4/16まで 東京ステーションギャラリー