樹形
子どもの時に買ってもらった植物図鑑のカラーページには、各植物が分類順に並べられていてどれが好きかなどと話しながら、近所のお友達と眺めていました。もちろん、子ども用の図鑑でしたが、後ろの方に白黒で字の小さいページが付いていました。解説のページです。難しそうなことばかりなのでしっかり読んでいなかったのですが、中にはよく眺めていたところもあり、それが樹形の解説ページでした。植木屋さんに形を整えてもらっているわけではないのに、丸く育つもの、上と尖っていくもの、横に広がっていくものがありますと紹介されていました。
今になって考えると、自己組織化を表しているものなんだなと思います。
これは、街路樹のイチョウですが、何度も剪定された後があるものの、枝が伸びてゆく方向や分かれ方は、細かいある一定のルールにしたがっているようです。組織図などツリー図で表せますがいびつなことも多いですよね。自然の方がずっと秩序立ててあったりして。