進修館
昨年の12月に埼玉県宮代町が、郷土資料デジタル化資料を公開するというニュースを目にしました。そのころ、ちょうど宮代町に行き特色のある建物を見かけたばかりでした。この「進修館」です。進修館は駅から数分の便利なところに位置しており、正面には広い芝生の広場があり、その広場を取り囲むかのように弧を描いた建物が建っています。この建物は高さはないのですが、塀もなく外に向かって開かれていて、色は落ち着いた煉瓦色を基調としていて、とてもシンボリックな建物です。
進修館は、コミュニティセンターとのことで、地域活動やイベントに使用されているそうです。
回廊、ガラスで囲まれた大きな空間(光路)、植物に覆われた壁など、中と外の空間の中間のような部分が多くあり、境界ではなく調和を感じさせます。そして、ところどころにある葡萄のモチーフがアクセントになっていました。
「世界のどこにもないような空間」をつくることを目的としたそうですが、まさに経験したことのない空間でした。