サンシャワー
ずいぶんと久しぶりに、六本木の国立新美術館へ行きました。
サンシャワーと命名された東南アジアの現代美術展が開催されていました。サンシャワーというのはお天気雨のことで東南アジアではよくあるお天気だそうです。
ちょうど、東京では台風が過ぎ去ったばかりで青空がキレイでした。
東南アジアのイメージですが、私はいい意味でごちゃごちゃ感を持っています。楽しさ、色彩の豊かさ、賑やかさなどです。この展示でもそのようなごちゃごちゃ感が感じられました。
しかし、全てそれはこの地域が抱えている政治的な問題が背景にあり、芸術家のテーマになっていました。というか、それに目をつむっては先に進めないような。
1つの国に多様な民俗、宗教が同居しており、国の分裂や独立があり、新興国としてしての急速な発展があり、さまざまな問題を抱えながら、それを常として前へ進んでいく姿勢が見えました。
この展覧会ではこの地域の問題がテーマでしたが、大小の差こそあれ、組織の中でもある同じようなことはあるかなと感じました。
■サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで