復原された東京駅舎
東京駅丸の内出口を見上げたところです。こうして見ると、上の方は白と明るい黄色のパステルカラーになっていたりしてヨーロッパの駅みたいです。
大正3年に竣工されたこの建物は、その後、戦災による消失や復興、また近年は復原工事を経て今の姿になっています。2003年には、重要文化財にも指定され、復原工事が行われた後の2014年に日本建築学会賞の業績で受賞しています。インターネットのこのページに、業績紹介の文書があり、当初から外観の変遷の様子が掲載されていました。
ところで「復原」という文字ですが、「復元」じゃないの?と思った方もいるはず。改修等で形が変わっていたものを当初の姿に戻す、旧部材や文献等が残っており根拠が確かな場合「復原」を使うそうです。先ほどの業績紹介を見ると、「復原は極めて厳密な考証に基づき 進められ、文化財の価値の保持と現代的活用を両立させるこ とに成功した。」とありました。深い!